<ロッテ4-1日本ハム>◇9日◇QVCマリン

 不安定な天気と同様に、日本ハムにとってはすっきりしない黒星となった。「うち、負けなの?

 納得いかないでしょ。ルールだから仕方ないけど…」。激しい降りに3度の中断の末、5回降雨コールドゲームに。試合後の栗山英樹監督(51)は、興奮気味に後味の悪い敗戦を振り返った。

 「雨が降るのは分かっていた」。天候を考慮した上で、早めに試合の主導権を奪いたい-。それが、セオリーであり、両チーム共通の認識だ。だが、その主導権は、あっさりと相手に奪われた。先発のウルフがピリッとしない。1回1死二塁から、井口、サブロー、角中に3連続長短打を許すなどして3失点。いきなりビハインドを背負うと、3回にも2死二塁から福浦に右前打され追加点を奪われた。結局、3回を投げ終えることができず、今季最短の2回2/3でノックアウト。いつも陽気な右腕は「1回の後、もう少し投げられると思った。(悪条件の中)自分をコントロールできなかった」と、珍しく意気消沈して帰路に就いた。

 ウルフの背信投球で始まり、何も収穫を見いだせないまま、試合は打ち切られた。「先発(の仕事)は1週間に1度だからね。トントン点を取られると、こちらも手の打ちようがなくなってしまう。敗れた中でも『こういうことが出来た』というのを、見つけられない試合だった」。直接的な表現は避けたが、栗山監督は明らかに怒っていた。「自分の中で整理が付きにくい試合だった」と、最後まで表情は厳しかった。【中島宙恵】