<ヤクルト10-5日本ハム>◇5月31日◇神宮
日本ハム斎藤佑樹投手(23)が、慣れ親しんだ神宮で苦しんだ。早大4年の明治神宮大会決勝以来、560日ぶりのマウンドで4回降板。ベンチで鶴岡に声を掛けられても上の空で、目は少し潤んでいた。「調子は別に悪くなかったと思います。去年のこの時期、ケガで投げられなかったことを考えれば…。経験していくしかない」。自分へのいら立ちを抑えるように言葉に力を込めた。
ヤクルト4番畠山を止められなかった。1回は1死一、三塁から先制二塁打。3回には左翼席中段へ強烈な1発を見舞われた。3戦連続の被弾。打球の行方を見届けた斎藤は、小さく首をかしげ、マウンド上でうなだれた。3回まで毎回の8安打で3失点。4回、この日初の3者凡退でベンチに退き、5回の攻撃に備えて肘当てを装着したところで、中嶋バッテリーコーチに肩をたたかれて自身の降板を知った。
スコアは1-3。ノックアウトと言うには早すぎる継投だが、栗山監督は「本当はもっと投げさせないといけなかったかもしれないけど、いろいろなことを感じてもらうためにもダメな時はダメと伝えないといけない」。懲罰にも見える交代だった。
交流戦は3戦未勝利。5月4日オリックス戦(札幌ドーム)を最後に、勝利から遠ざかっている。栗山監督は「打者とのタイミングがずれないから、ファウルに出来るところで、ならない」と不満を口にし「中5日が続いている影響を、少し考え始めている」と、今後の先発ローテーション再編にも含みを持たせた。【中島宙恵】



