子どもたちの夢を守る!
日本ハムの斎藤佑樹投手(23)が4日、同じく大卒2年目の乾真大投手(23)とともに札幌市内の小学校を訪問し、全校生徒649人の児童たちと触れ合った。初の小学校訪問で誓ったのは、自身24度目の誕生日となる明日6日広島戦(札幌ドーム)での白星。5月4日オリックス戦(札幌ドーム)以来、約1カ月ぶりの勝利を、子どもたちに約束した。
無垢(むく)な気持ちを思い出す1時間半だった。佑ちゃんが、プロ入り後、初めて小学校を訪問。「最初は緊張していたんですけど、みんながあんなに盛り上がってくれて…」。ドキドキの初体験。子どもたちの声援が、長らく白星から遠ざかっている右腕に元気をチャージしてくれた。
小学生の質問に答えるうちに、自然と子ども時代の自分を思い出していた。野球を始めたきっかけに話が及んだ時だ。「3歳の時に父親とキャッチボールをしていて、ボールが頭に当たってすごく痛かった。もう、やりたくないと思ったけど、またボールを触ってみたくなって…、それからずっと野球をしています」。初心に帰る思いだった。
最後はすてきなサプライズプレゼントが待っていた。同期入団の乾が音頭を取って始まった「ハッピーバースデートゥーユー」の大合唱。そう、6日は斎藤の24歳の誕生日。この日の広島戦で先発する右腕を励まそうと、チームメートの粋な計らいに、小学生が声を合わせた。照れくさそうに帽子を取ってお辞儀をした斎藤は「うれしかったですね。ここでボロ負けしたら、逆に夢を壊してしまう気がするので」と、白星を約束。残り試合全勝をおねだりされ「常にその気持ちで頑張りたい」と、誓いを胸に刻んだ。
幼い頃の夢を「ヒーローになることだった」と、打ち明けた佑ちゃん。この日出会った649人の小学生のヒーローになるために、明日はがむしゃらで5勝目を取りに行く。【中島宙恵】



