主砲、スタメン復帰へ。不振の阪神新井貴浩内野手(35)が4日、休日返上で打ちまくった。シーズン中では異例の203スイング特打!
モヤモヤを吹き飛ばした。練習前には東日本大震災で被災した小学校を慰問。子どもたちの姿に元気をもらった。今日5日楽天戦(Kスタ宮城)で先発復帰する可能性も浮上。さあ、逆襲が始まる!
マイクを持つ手に力がこもる。新井は優しい笑顔で宣言した。東日本大震災で被災した宮城・岩沼市立玉浦小を慰問。その締めくくり、体育館で300人超の全校児童たちを前に不振脱出を誓った。
新井
みんながすごく頑張っている姿を見せてもらって、廊下でもすごくしっかりあいさつできる姿を見て、偉いな、すごいなと思った。明日から楽天戦がありますが、みんなが応援してくれていると思って、いつも以上に頑張ります!
札幌から午前中に仙台入りし、関本、鳥谷ら計7選手で訪問。給食タイムを共にした6年2組だけでなく、すれ違う生徒1人1人から十分過ぎるエネルギーをもらった。「すごく元気。校歌も大きな声で歌ってくれて、うれしかった」。つらい体験にも笑顔で立ち向かう姿に心を打たれた。
慰問を終えてから1時間半後の午後3時過ぎ、新井はKスタ宮城のグラウンドにいた。野手は若手中心の指名練習だったが、マートンと参加。いきなり外野ポール間ダッシュを6本走り、下半身をいじめた。ティー打撃後はロングティー打撃を33スイング。ここからなんと約50分間にわたり、志願のフリー打撃を敢行した。シーズン中では異例の長時間特打だ。
40スイングを超えたころ、和田監督が打撃ケージ真横からフォームチェックを開始。指揮官が打撃投手にスローボールを指令すれば、引きつける。速球に戻れば打ち返す。左投手101球、右投手102球を振り抜いた。計203スイングで柵越えはゼロ。それでも…。モヤモヤを吹き飛ばすように、とにかく打った。
新井
長く打たせてもらえるということで。いい練習ができた。徐々に良くなっているんじゃないかな。
ここ3試合で、連続スタメン落ち。最近8戦で23打数1安打と快音が遠い。ただ、代打登場した直近2打席はバットの芯付近でとらえての凡退。復調気配も漂う。
和田監督
もうちょっとなんだよ。元の新井に戻るまで、そこまで来ている。(代打2打席の)内容、打球の質は良かった。あとは試合で結果が出れば。(明日は1打席かと問われ)そんなことはない。
指揮官は4試合ぶりのスタメン復帰を示唆。今日5日の楽天戦は「7番三塁」で先発する可能性が出てきた。少年少女たちに恩返しする方法はただ1つ、復活だ。2連敗中の虎、逆襲ロードに「新井」の名前は欠かせない。【佐井陽介】



