<阪神1-6オリックス>◇9日◇甲子園

 どや、やり返したで。オリックス岡田彰布監督(54)が、古巣を粉砕して、前夜のうっぷんを晴らした。

 虎を知る指揮官ならではのオーダーだった。左腕能見に対し、1番に左の後藤を起用。采配はズバリ的中して右前打2本をマーク。初回の安打は先制点に、5回はスケールズの1号2ランにつながった。岡田監督は「左打者のほうが打ちやすい。能見は右打者の内角を突けるようになって勝てる投手になったからな」と胸を張った。

 前夜の雨中の同カードは、1点を追う阪神が5回表の守備でなかなかグラウンドに出なかったことを「遅延行為」と指摘。「ルールー上は放棄試合よ」と怒りを隠さなかった。試合もそのまま敗れた。この日は試合前に球団からNPBに意見書を出す報告を受け「文句じゃなくて、意見をな」。試合開始前には審判団にもその方針を伝えて「わかりました、いうとったわ」と話していた。たまったうっぷんをまとめて返し、気分が悪いはずはない。

 これで岡田オリックスは3年間で阪神戦通算8勝4敗、負け越しは1度もない。「勝ったり負けたりでなく、連勝していかないといけない」。虎を栄養剤にしてリーグ戦最下位を脱出。交流戦残り6試合で白星を重ねていく。【益田一弘】