<ロッテ3-6広島>◇14日◇QVCマリン
マエケンを援護だ。広島天谷宗一郎外野手(28)が14日、新切り込み隊長としての地位を確立した。前日13日ロッテ戦に続き、2試合連続「1番左翼手」でスタメン出場。5打数3安打2打点、二塁打を3本放ち、勝利に貢献した。チームは今季4度目の3連勝。新布陣が機能し、3年ぶりの交流戦勝ち越しも見えてきた。
もう、代役とは言わせない。前日の勢いそのままに、天谷が先陣を切ってダイヤモンドを駆け回った。1回、ロッテ藤岡の外角直球を豪快に引っ張り、右翼フェンス直撃の二塁打にした。1死三塁から、梵の浅い右飛で果敢にスタートし、先制のホームを踏んだ。
6月に入って毎試合の10試合連続安打だ。だが、これだけでは終わらない。3点リードの6回1死一、三塁から、古谷の初球スライダーをとらえ、左中間を破る2点適時二塁打。さらに、8回1死からも、右中間に二塁打を放ち、5打数3安打2打点、3二塁打の大暴れを見せた。
天谷
センター中心に、力まず、打席の中ではシンプルに、強引にいかないようにと思っている。
理想の打撃を体現した。主力が離脱したとはいえ、依然として激しい外野手争いが続いている。開幕からレギュラー格の広瀬、丸、打撃好調の赤松や、内外野併用の岩本。存在感を見せつけるために、打点の重要性を説いていた。
「得点圏でもっと打って、打点を稼いでいかないといけない」
この試合まで得点圏では17打数2安打と、印象に残る一打を打てずにいた。この日も、4回1死二、三塁の場面で三ゴロに倒れ、「前の打席で、あまりよろしくない結果だったので」と悔しさを募らせていた。それだけに2日楽天戦(Kスタ宮城)以来の打点に、天谷の顔に笑顔が戻った。
前日13日は3点のリードを許しながら、8、9回の集中打で引き分けに持ち込んだ。指揮官も連日の猛攻にご満悦だった。
野村監督
天谷が初回に打って良い形になった。昨日の引き分けを生かした、価値ある勝利になった。
パ・リーグ首位に対し、2試合連続の2ケタ安打を浴びせて1勝1敗。今季4度目の3連勝を飾り、交流戦残り2試合に勝てば、3年ぶりの勝ち越しとなる。今、チームは1つになっている。【鎌田真一郎】



