もっと危機感を持て!

 秋季キャンプを視察した阪神の川藤幸三OB会長(63)が、若虎に奮起を促した。7日に行われた紅白戦を観戦。両軍合わせてわずか3得点と、打撃が沈黙した展開に「打席の中で、自分はこの打席で何をやろうか、明確な意図を持っていた選手が何人いるか」と厳しい口調で振り返った。

 金本、城島ら主力が引退し「若いのにとっては、チャンス」。しかし「熱さがどこにある?

 むしろ寒く感じる。今のレベルでは、外から入ってきた選手、アマチュアから上がってきたばかりの選手に勝てへん。危機感を持ってやらんとあかん」と、生え抜き選手のふがいなさを憂慮していた。