3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の山本浩二監督(66)が16日、主将の阿部慎之助捕手(33)ら巨人の代表候補6選手のグアムでの自主トレを弾丸チェックした。

 巨人のサムライたちが山本監督の弾丸視察に刺激を受けた。最初のあいさつこそ硬さはあったが、次第にリラックスムード。阿部は同監督を野手陣のサーキットトレーニングに参加するように促し、「監督に『オレもうずくな』と言われたよ」と話した。また、打撃練習の合間に「海が近くて風が強いので寒い中でのキャンプになることを報告した」と、代表候補の合宿地となる宮崎について情報を提供した。

 投手陣は山本監督の到着時は遠投メニューがほぼ完了していたが、7選手で約50メートルダッシュを計300本という走り込みをアピールした。内海哲也投手(30)は「ランニングの量には驚かれたみたいなのでよかった。しっかり肩をつくっている姿は宮崎で見せたい」と投球を見てもらう日を楽しみにしていた。(グアム=広重竜太郎、為田聡史)