左肩痛で実戦から離れている日本ハム宮西尚生投手(27)が開幕1軍を外れることが濃厚となった。21日、楽天とのオープン戦(東京ドーム)前にブルペン入り。「肩(の痛み)は全然、落ち着いてきている」と、46球を投げたが捕手を立たせたままの立ち投げだった。順調に回復しているが、戦列復帰までは捕手を座らせての投球練習を挟み、2軍戦で実戦登板を行う予定。1週間後に迫った開幕戦には間に合わない見通しとなった。

 昨季終了後から左肩痛に悩まされていた。オフは投げ込みを控え、2月の春季キャンプに臨んでいた。状態は上向いていたが再び違和感を覚えた。6日には急性胃腸炎と診断され、9日から2軍に合流していた。島崎投手コーチは「実戦登板の予定は立てていますが、明日以降の様子を見ながらです」と説明。5年連続50試合以上登板を果たしている鉄腕セットアッパーは日本一奪回に不可欠で、長いシーズンを見据えて焦らず調整させる見込みだ。