<阪神7-3ヤクルト>◇19日◇甲子園

 AFKにTが加われば、もう鬼に金棒!?

 虎救援陣は延長12回の激闘を見事に支え切った。最後を締め、結果的に今季初勝利が転がり込んだ左腕筒井和也投手(31)の表情には、充実感だけが残っていた。

 筒井

 投げさせてもらうことはチャンスでもあるんで。

 延長12回、2連投となるマウンドへ。先頭の9番田中は直球で詰まらせて遊ゴロ、もっとも警戒すべき1番ミレッジはチェンジアップで空振り三振。最後は2番川島を右飛に仕留め、福留のサヨナラ弾を呼び込んだ。前日18日に左肩痛から1軍復帰したばかりだが「明日も準備したい」と頼もしい。

 そんな左腕の復帰星を祝うべく、舞台を整えたのは平均34・3歳の「AFK」だ。3点差を同点に追いついた直後の8回表、36歳福原が3人斬りで流れを呼び込む。9回は守護神久保が2死一、二塁のピンチを招きながら無失点。2連投の35歳安藤は、10回からの2イニングを3奪三振で完全投球した。救援陣の働きが劇的勝利をお膳立てしたのは言うまでもない。

 最高の雰囲気でつかみとったサヨナラ勝利。ベテラン投手陣も満足感を漂わせた。安藤が「2イニングいくつもりだった。この勝ちは大きいよ」と喜べば、久保は「(救援陣の)リズムができている」と納得顔。ただの1勝ではない。4時間38分の熱闘は野手陣だけでなく、投手陣にも確かな手応えを残した。【佐井陽介】