<阪神3-2西武>◇5日◇倉敷
虎の誇る熟練救援陣の踏ん張りが、阪神のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。先発榎田からバトンを受けた31歳渡辺亮投手と34歳加藤康介投手、35歳安藤優也投手が、4イニングを無失点リレー。和田監督を「それが一番大きいですね。必死になって抑えてくれて、その結果ツヨシが決めた」と手放しで喜ばせた。
流れを変えたのは渡辺だ。1点を返したあとの6回、木村と山崎を連続三振にするなど3人でピシャリ。攻撃へのリズムをつくり、直後の同点へつなげた。07年から6年連続で40試合以上登板してきた右腕は今季、右肩痛で出遅れた。5月29日に初めて1軍昇格、3試合目の好投に指揮官も「キレも出てきたし、接戦でも任せられる状態になったね」。頼れるパーツが、また1つ加わった。
目先を変えたのは加藤だ。7回、先頭で左の大崎が代打コールされると、渡辺に代わってマウンドへ上がった。1死から秋山に中前打を許したが、冷静に中飛を3つ重ねた。「榎田も頑張っていたし、中継ぎで何とかできて良かった」。防御率0点台をキープする左腕は、静かにうなずいた。
勝利に変えたのは安藤だ。8回から2イニングを21球、相変わらずのテンポの良さで、しっかり6人で仕留めた。「ある程度の仕事はできました。久保がいないんで、みんなでカバーしたい」。2軍調整中の守護神久保を思いやるコメントが、また渋い。ベンチには36歳福原や31歳筒井もいた。ボイヤーも加入した。熱いハートで投げ続ける虎投は、暑い夏も一枚岩で腕を振っていく。【近間康隆】



