交流戦Vからリーグ優勝へ-。阪神は交流戦残り6試合で首位に2・5ゲーム差と優勝圏内に踏みとどまっているが、ラストスパートへのカギを握るのがルーキー藤浪晋太郎投手(19)だ。明日9日は交流戦3位のロッテ戦(甲子園)に先発。16日は同首位タイの楽天(Kスタ宮城)に対する。

 7日、甲子園でのチーム練習に参加した藤浪は交流戦Vの意味合いに触れ「直接シーズンの優勝に関わるわけではないですけど、リーグで優位に立てるということはあるかもしれないですし、狙いにいきますけど」と冷静に話した。阪神以外のセ5球団が負け越し状態。それだけに「セ・リーグが全体的に負けている中で勝てば、リーグの中での順位が上がる」と鼻息を荒くした。結果的に交流戦優勝をつかめば、リーグ優勝へも近づけるという計算だ。

 甲子園のある西宮市はこの日最高気温が30度を超えるなど、暑さを増してきた。それでも昨夏の甲子園を制した右腕には心配無用だ。「寝るときにクーラーを入れないで、バテないようにしています」。大阪桐蔭で取り入れていた、上着を着込んで走り込むトレーニングにも「やってもいいとは思います」と前向き。中西投手コーチも「去年あんなに暑いところで投げてきたんだから、大丈夫。そのための日曜日だ」と信頼を置き、デーゲームに送り込む。19歳らしからぬ成熟ぶりを見せる大器が、ダブル優勝の使者となる。【山本大地】