右肩関節唇損傷でリハビリ中の日本ハム斎藤佑樹投手が25歳の誕生日から一夜明けた7日、金言をもらった。栗山監督から早実の大先輩の復活劇を伝授された。この日、1軍が2軍の千葉・鎌ケ谷で練習を実施したことで、貴重な機会が実現。栗山監督から1日遅れのプレゼントともいえる個人面談の場が設けられ、復活のヒントを得た。

 斎藤が、姿を重ねるような実話に聞き入った。母校の早実出身で元祖・甲子園のアイドル、ヤクルト荒木大輔1軍投手コーチ(49)の過酷なリハビリ生活だった。栗山監督は当時チームメート。斎藤も親交のある同コーチはプロ入り後は度重なる故障で3度の手術を経験。栗山監督に「荒木大輔の3年半のリハビリをずっと見てきた。本当に地道に繰り返してやるしかない」と説かれたという。

 荒木コーチは復活後、チームをリーグ優勝に導くなど、華麗なるカムバックを遂げた。斎藤の現状打破にピッタリな奇跡のストーリーを授けられた。栗山監督は「あんなに心の強いやつでも、折れそうになるくらいだからね」と諭した。発奮材料をもらった斎藤はこの日「投げる体力をつけなければいけない」と気合をみなぎらせた。荒木エキスを注入され、また階段を上がっていく。【田中彩友美】