中継ぎから先発再転向するソフトバンク岩崎翔投手(23)は、リリーフいらずの快投を誓った。明日10日の西武戦で今季初先発する予定。ブルペンで約60球を投げ込んだ。

 今季の35試合はすべて救援登板。ファルケンボーグ離脱時は守護神も務めた。「中継ぎの疲労や大変さも分かっている。自分が先発で行くからには1人で投げたり、直接五十嵐さんにつなげられるようなピッチングを」と意気込んだ。

 先発は昨年9月13日の楽天戦以来。摂津以外の先発が勝ちきれない苦しい台所事情もあり、首脳陣から転向を告げられた。前回1日の日本ハム戦で2回から登板し、4回2/3を3失点、84球というロングリリーフで先発への下地を整えた。「最初は中継ぎで1年間やるつもりだったが、こうなった以上は最後まで先発でいきたい」。西武戦は過去に10度先発して5勝1敗というデータも後押しする。