<楽天3-2日本ハム>◇6日◇Kスタ宮城
楽天田中将大投手(24)が日本ハム戦で今季7度目の完投勝利を挙げて開幕20連勝を飾り、「鉄腕」と呼ばれた西鉄(現西武)の稲尾和久が57年にマークした同一シーズン20連勝のプロ野球記録に並んだ。
巨人時代の1999年に20勝(4敗)を挙げたレッドソックス上原浩治投手(38)は、田中の抜群の投球内容を絶賛した。勝ち星には運や援護も欠かせないが、田中の場合は別格だという。「3、4点台の防御率じゃなく、1点台に抑えているということは、それだけ勝てる確率が高くなる。文句の付けようがないと思います。僕の場合は2点台(2・09)でしたから比較になりません」。
上原の達成は、プロデビューイヤー。破竹の勢いで白星を重ねた。「僕は1年目だったですし、右も左も分からず無我夢中にやったんで、(田中とは)立場が違います。同じ20勝でも価値が違う。今、(田中が)やってる方が、相手打者も研究してくるし、その中で20勝するのはすごいことです」。ともに08年の北京五輪代表に選出された当時、田中は最年少の19歳。それが今や絶対的なエースに成長した精神面の強さにも目を向けた。
もっとも、抑えとなった今の上原自身に、勝ち星への執着心はない。「今でも20勝は重いとは思ってません。それはマスコミが作ったもので、先発をやっていれば、誰にでも可能性のある数字。僕にとっては、19勝も20勝も変わらない。それよりもチームが優勝する方がずっとうれしいもんです」。個人成績にこだわらないところは、田中と共通していた。【四竈衛】




