セ、パ両リーグは25日、今季の最優秀新人(新人王)を発表した。セはヤクルト小川泰弘投手(23)が選ばれた。プロ野球担当記者らによる投票で、小川の得票数は252票。次点は巨人菅野で13票、3位は阪神藤浪で8票だった。

 新人王受賞にも「ライアン」小川の喜びは控えめだった。今季は16勝4敗で、最多勝と最高勝率の「2冠」を獲得。球団では05年青木以来の選出に「注目度の高い新人がいる中で取れたのはうれしい」と喜びつつ「自分の力だけで勝ったわけじゃない。いい意味で過去のこととして忘れて考えたい」と視線を先に向けた。

 目指すゴールは新人王ではない。「スケールの大きな選手になりたい。ダルビッシュ有投手のように安定感があって毎年成績を残せるのはすごい」と勝ち続ける投手を目標とする。侍ジャパンの台湾遠征では、ロッテ益田と広島野村に「2年目のジンクス」打破のコツを質問した。マイペースの重要性を説かれ「来年も自分のペースを守って戦いたい」と信念が間違っていないと再確認していた。

 投手陣の柱にと期待される来季のテーマに、防御率の向上を掲げた。「1点台なら勝つ確率も上がる。優勝を大前提にして、大事な場面で投げさせてもらえる投手になりたい」と力を込めた。【浜本卓也】