天敵退治の突破口になる-。阪神大和内野手(26)が広島のエース前田健攻略へ意欲を示した。27日、都内で開催された「ジョージア魂賞」の表彰式。トークショーの中で、苦手な投手という質問に「今、ここにいる前田投手なんかはまったく打てなかったですね…」とあえて本音をさらけ出した。
今季対戦打率は1割5厘、昨季もほぼ完璧に封じ込まれた。チームも6試合、45イニングで2得点。苦手を克服しなければ勝利は見えない。2番打者として、対策の一端を明かした。「打てなかったコースや、球種がありますし、そこは対策を考えていかないといけないですね。2番を打つこともありますし、揺さぶりとか、考えて打席に入らないといけないと思います」。
打席では前田健に違った意味での重圧をかけることも狙い。今季19盗塁を記録した俊足を生かすセーフティーバントが武器になる。今回の受賞も6月29日広島戦でのセーフティースクイズ、盗塁、サヨナラ打が評価されてのもの。相手投手にとっては大和は最も塁に出したくない打者だが、そこで、セーフティーを狙えば、足元から揺さぶることができる。本人を前に、対策を披露することも“揺さぶり”の1つ。勝負はもう始まっている。【鈴木忠平】



