マエケンに挑戦状や!

 台湾でのウインターリーグに参加していた阪神緒方凌介外野手(23)が24日、PL学園の先輩である広島前田健太投手(25)からの盗塁を誓った。秋季キャンプで猛アピールした緒方は、ウインターリーグでも11盗塁で盗塁王獲得。ノリノリの23歳が磨きをかけた足技で、阪神の天敵攻略役としてアピールする。

 約1カ月の武者修行で緒方は、たくましくなっていた。異国の地で盗塁王。さらにリーグ2位の3割6分9厘と打でもアピール。売り出し中の23歳は、コメントも自然とたくましくなってきた。磨きをかけた足技の“発表会”にPL学園の先輩を指名したのだ。

 「目指すところは1軍の舞台で(盗塁を)決めること。前田さんから走りたい。自分の武器は足なので、かき回したい」

 今季の緒方は1軍出場2試合。前田健とのマッチアップは無かった。チームは6試合で4つの白星を献上。防御率0・40と抑え込まれた。クライマックスシリーズのファーストステージ初戦・広島戦(甲子園)でも7回でわずか1得点。来季も多くの対戦が予想される中、苦手意識のない緒方が、マエケン攻略の糸口になるかもしれない。

 「クイックも速いし、球界一のピッチャーだと自分は思っている。でも“前田さんキラー”と言われるように頑張りたい」

 ウインターリーグでは積極果敢に走った。最終戦前は盗塁数が10で並ばれていたが、「並んでいると気付いて、走らせてもらった。単独1位しか考えてなかったし、同率1位にはなりたくなかったので」。12の企図で失敗は1。「盗塁に必要なのは一番は勇気。どんなピッチャーでもキャッチャーでも走る勇気を持てたウインターリーグでした」。ハートもたくましくなってきたようだ。

 2年目の来季は1軍キャンプスタートが確実。「勇気」を手に入れた緒方が、マエケンキラー襲名に挑戦する。【松本航】

 ▼阪神は今季前田健に6戦1勝4敗、防御率0・40。4月7日の初対戦から28イニング連続無得点と押さえ込まれた。マートン、新井兄弟の打率が1割台。特に新井は前田健が奪った39三振のうち10個の三振を喫した。本塁打は左打者の鳥谷と坂の1本ずつ。同じ左の今成が5割5分6厘と気を吐いた。ちなみに前田健に対して今季阪神の盗塁成功はゼロ(盗塁死は7月7日に今成)。クライマックスシリーズでは10月12日に鳥谷が成功した。