台湾ウインターリーグに参加した中日の浜田達郎投手(19)が「ケンカ投法」をマスターした。25日、名古屋市内の球団事務所で約1カ月間の武者修行を報告した左腕は「左打者のインコースのシュートを思い切って投げられた。これまでの配球になかったけど、真剣勝負の場なのでしょうがないと思えた」とギラギラ。心優しい浜ちゃんが闘志むき出しの男になっていた。

 高校時代は阪神藤浪、日本ハム大谷とともに高校ビッグ3と騒がれた。ホクホクのオフを過ごす2人とは違い、浜田は年の瀬まで実戦のマウンドにいた。台湾では4試合で1勝1敗、防御率1・80と結果を残した。8四死球(4四球、4死球)という数字が気になるところだが、「勝負しにいった結果」と前向きだ。

 今季は1軍未登板で契約更改では減額制限いっぱいの495万円でサイン。10勝を挙げて4500万で契約した藤浪とは、年俸だけ見ても大きな差がついた。どうしても2人と比べられることが多いが「自分は自分のすべきことをしたい。来年は1軍で投げて勝つことが目標」と気にしない。生まれ変わった浜ちゃんが、打者の懐をえぐりまくる。(金額は推定)【桝井聡】

 ◆浜田達郎(はまだ・たつろう)1994年(平6)8月4日、名古屋市生まれ。愛工大名電では1年秋からエース。2年秋の神宮大会準優勝。甲子園は昨春センバツ8強、夏は1回戦敗退。12年ドラフト2位で指名され、中日に入団。183センチ、90キロ。左投げ左打ち。背番号は43。