日本ハム栗山英樹監督(52)が来季、中田の人間教育に着手することになった。27日、札幌市内の球団事務所での仕事納めに出席。大谷ら若手選手へ、人格形成に役立つ難解な本を選んでプレゼントしてきたが、中田へも検討していることを明かした。「何がいいのか考えている。漢詩とか本とか、CDになっているものもある」と選定中。野性味あふれる主砲の知性アップへ、本腰を入れる。
かつて教授としても鳴らしただけに、中田が四苦八苦必至な座学を課す構想を披露した。「地位が人を作るというから」。チームの顔へ成長過程の24歳だけに、鉄は熱いうちに打つ。大谷には日本の資本主義経済の父とされる故渋沢栄一著の「論語と算盤(そろばん)」を今オフ、読破するように手渡した。対照的に、読書習慣がないとされる中田。CDは入り口として受け入れやすい。視覚ではなく聴覚から攻めるが“漢詩”のキーワードからも、内容の難易度は高そうだ。
候補は、栗山監督の好むジャンルになりそうだ。中国の戦国時代の思想を表した「韓非子」(かんぴし)。または中国古典で処世術を記した「菜根譚」(さいこんたん)などがリストアップされそうだ。23日に中田と対面し「オレはムチャクチャするし、ワガママも言う」と野球も含めた熱血指導を直接、宣言。再会する来年2月の春季キャンプまでには選び、中田へと手渡す可能性が高い。見た目そのままに体力と気力は十分だけに、あとは知力。栗山監督が「今でしょ!」とばかりに、若くヤンチャな芽を真っすぐに伸ばしていく。



