日本ハムの新外国人マイケル・クロッタ投手(29=ナショナルズ傘下3A)が志願の「雪国体験学習」を敢行することが28日、分かった。本人の強い希望で来年1月下旬に早期来日が決定。同2月のキャンプに合わせて始動するのが通例だが、北海道入りして「先乗り自主トレ」する計画だ。極寒の新天地を一目見て体感してからキャンプインしたいと、意欲満々で乗り込んでくる。

 温暖なフロリダ州生まれだが、恐れ知らずだ。故障の危険も高まる、気温が氷点下も記録する冬本番の北の大地。身長2メートル1センチの長身助っ人は、早期適応が得策と判断。フライング突撃する覚悟を決めたようだ。球団幹部は「本人が冬の札幌に来たいということだった」と経緯を説明。札幌市内の室内練習場などで調整し、空気にも触れて沖縄から乗り込む。早くも高い意識で活躍の期待の予感だ。