オリックス森脇浩司監督(53)が来季、糸井と、西武から獲得したヘルマンで1、2番を組む強力ツートップ構想を持っていることを明かした。ヘルマンについて指揮官は「広角に打てるし、追い込まれても対応できる。ヘルマンが入るのは大きい」と高く評価している。

 糸井は11、12年、ヘルマンは今季、リーグ最高出塁率のタイトルを獲得している。4割を超える出塁率を記録した2人で揺さぶり、出塁すれば今度は足だ。ヘルマンは日本での2年間で81盗塁を記録。糸井も通算150盗塁をマークした俊足だけに、相手に大きなプレッシャーを与えられる。2人が出て中軸で返す得点パターンが確立できれば、課題の得点力アップは間違いない。キャンプ、オープン戦を通じて他の選手との組み合わせも考えながら、恐怖の1、2番コンビを試していくことになりそうだ。