ソフトバンク内川聖一外野手(32)が、現役時代に体調管理を徹底していた工藤新監督のイズムを受け継ぐ。来年33歳。現役生活を29年間続けた新監督のように、息の長い選手としての活躍を目指す。

 「体のケアの意識を強く持たないと長くやっていけない年齢になってきた。このタイミングで話を聞かせてもらえるのはありがたい」

 工藤監督とは、07年から3年間、横浜(DeNA)でともにプレー。食事や体のケアについて教わった。助言で酵素を飲み、患部の腫れが引いたことや、サプリメントをもらったことがきっかけで食事の管理を徹底するようになったという。「プロとしてベストを尽くすことに厳しい人だった。レギュラーとして使ってもらえるよう、やらなきゃいけない」と気を引き締めた。

 内川はこの日、地元テレビ局TNCのスポーツ番組「DO!

 すぽ」に生出演。横浜時代には一緒にお立ち台に立ったこともある工藤監督の会見をVTRで目にし「選手時代とはちょっと違う。来年のことが始まるなと思い、気が引き締まった。来年も日本一を目指して頑張りたい」と、連覇を誓った。【福岡吉央】