走り込みでスタートダッシュ!

 阪神能見篤史投手(35)が9日、滋賀・大津市内の琵琶湖グランドホテル京近江でトークショーを行った。プロ11年目を迎える15年シーズン。走って走って、最多勝を狙う。

 「シーズンを通してもうちょっと走ろうかな。WBCの年は6月ぐらいまで走っていた。その他のシーズンはオールスターまで負け越した。しっかり走ろうとあらためて思いました」

 WBCに出場した13年。前半戦は「疲れまくってたけど走っていた」。しかし試合の中ではイニング数を重ねても疲れを感じなかった。球宴前までで8勝4敗。1年間を通しては11勝7敗だった。

 今季は走り込む調整から変更し、以前の調整法に戻した。前半戦を5勝8敗と負け越して後半戦に臨み、9勝13敗と負け越した1年。「(来季は)36歳。分岐点かな。追い込むのもありかなと思うよ」と力強く語った。【宮崎えり子】