オリックス糸井嘉男外野手(33)が15日、神戸市内で契約交渉を行い、1億円増の3億5000万円プラス出来高(金額は推定)で更改した。1年間で1億円の上がり幅は、球団野手では98年イチローの1億5000万円以来。首位打者と最高出塁率に輝き、19本塁打、81打点と自己最高を塗り替えた成績の評価に「また来年も頑張ろうという気持ちになった」と満足げだった。

 うれしさのあまりか「これ言うてええんかな…」と切り出したのは「監督に言われて、来年キャプテンやることになったんで」というニュース。11月27日の球団納会で森脇監督に呼ばれ、主将に任命された。ただ発表は春季キャンプ直前の予定だったが、自身でフライングした。

 アマ時代を含めて主将も副将も経験なし。「監督に言われたときには『うわー、来た…て感じ』だった」というサプライズな人事にも「理想は日本ハムの稲葉さん。レジェンドです。年下の後輩にもやりやすさを与えてくれるし、熱い気持ちを持たせてくれる方でした」と稲葉篤紀氏のキャプテンシーを理想に、先頭に立つ。

 元僚友の小谷野に、西武時代から親交があった中島も加入。「昨年、冗談で『一緒にやろうや』と言ったら現実になってびっくりしています。日本一目指して頑張ります」。キャリア初の人事で、超人が日本一の主将を目指す。【堀まどか】