<仙台6大学野球:東北学院大1-0宮城教育大>◇第3節最終日◇15日◇東北福祉大野球場

 東北学院大がタイブレークの延長10回、宮城教育大にサヨナラ勝ちした。先発の右腕本田圭佑(3年=東北学院)が自己最長の9回2/3を2安打13奪三振で初完封し、4連勝の勝ち点2をもたらした。

 東北学院大・本田が初のタイブレークを白星で飾った。10回表1死満塁から先頭打者を遊ゴロ併殺に仕留め、その裏の4番井上信志主将(4年=仙台育英)のサヨナラ右犠飛につなげた。通算5勝目。自己最多13奪三振に「もっと取れるところがあった。後半、球威が落ちて見切られた」と反省した。サッカーの本田圭佑と同姓同名。名前が先行していたが実力も伴ってきた。最速147キロ。8月の交流戦では西武相手に6回3失点で自信をつけた。菅井徳雄監督(57)は「今日は本田に尽きる。2戦目を任せられるようになってほしい」と期待を寄せた。

 ◆本田圭佑(ほんだ・けいすけ)1993年(平5)4月24日、仙台市泉区生まれ。柳生小3年から野球を始め、柳生中を経て東北学院へ。2年春からエースで夏は2年連続宮城8強。大学では2年春にリーグデビュー。右投げ右打ち。家族は両親と弟。179センチ、76キロ。血液型A。