日本ハムのドラフト4位榎下陽大投手(22=九産大)が、プロ入りへ向け、インターネットを使った“自主トレ”に励んでいる。今月10日、同期のドラフト1位斎藤佑よりも早く、ツイッターを開設。プロの先輩たちと交流を深めている。

 「応援してくれる人たちのために何かしたい」と、ファンを大切にする榎下の行動は迅速だった。早くもツイッターを開設し、ファンへ近況を伝えている。さらに発信ツールとしてだけでなく、自分自身のためにもなっている。開設直後には、同い年でプロの先輩・楽天田中から返信があり、さらに母校鹿児島工の先輩・ソフトバンク川崎とも“つぶやき合って”、情報交換している。

 佑ちゃんばかりが注目されがちな今ドラフトのルーキーだが、九州大学選手権でノーヒットノーランを達成した榎下も実力は十分。「目標は開幕1軍ではなく、1度1軍に上がったら2度と落ちないこと」と、舞い上がることなく冷静に先を見ている。ITトレで、プロ入り後の不安も解消している。