日本人初のUFC王者に挑んだフライ級7位の堀口恭司(24)は、王者デミトリオス・ジョンソン(28=米国)に5回4分59秒で1本負けした。UFC参戦以来4連勝で、挑戦権をつかんだ堀口だが、世界王者の壁は厚かった。

 体が動いた1回こそ打撃とスピードでほぼ互角の内容だったが、徐々に王者の実力に圧倒された。繰り出すパンチのすきをついてタックルで何度も倒され、しつこい寝技に体力を消耗。5回にも、タックルで倒され、顔面にパンチの連打を浴び、最後は残り1秒で、腕固めを決められ無念のギブアップ負け。6度目の防衛のジョンソンは「堀口はすごく速いので、打たれないように動いた。ダウンしておさえつける練習をしっかりやってきた」と話した。負けた堀口はツイッターで「皆さんの期待に応えられずにすいませんでした。また頑張ります!」とコメントした。