日本プロボクシング協会は29日、都内で理事会を開き、日本ボクシングコミッション(JBC)に対し、消滅危機のヘビー級ランキングを存続するよう要望したことを明らかにした。

 ランキング入りの条件を満たしていないものの、ヘビー級を主戦場とする現役選手がいることなどを理由に挙げた。同階級は王者藤本京太郎に続くランカーが2人しかおらず、1位の石田順裕が引退を表明し、2位の竹原虎辰は、今月14日に37歳の「定年」となり、ライセンスが失効していた。竹原は特例での現役続行を求めていたが、JBCはこれを認めない姿勢を示していた。同階級の扱いは、今日30日のランキング委員会で議論される。