世界タッグ王者・宮原健斗(26)潮崎豪(33)組が大森隆男(45)秋山準(45)組の挑戦を退け、3度目の防衛に成功した。試合開始直後の場外戦で、潮崎が秋山からDDT、ブレーンバスターを浴び、失神寸前まで追い込まれた。リング上で孤立した宮原が集中攻撃を受ける苦しい展開も、意地の蹴り技で流れを返すと、潮崎も戦線復帰。最後は潮崎が秋山に逆水平を連発してからの豪腕ラリアットを完璧に決め、25分15秒、体固めで3カウントを奪った。

 熱戦をたたえる声援に拳を突き上げて応えた潮崎は「さらに明るい未来をつかむ戦いを見せていきたい。俺たちはもっと高みに上がっていく」と宣言。宮原は「この業界のナンバーワンを目指して戦っていく。俺たちから目を離さないで欲しい」と話した。

 世界ジュニアヘビー級選手権試合は王者・鈴木鼓太郎(37)がウルティモ・ドラゴンを下し、5度目の防衛に成功した。