29日に東京・有明コロシアムで行われた世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級タイトルマッチで王座を初防衛した井上尚弥(大橋)の前座で、同じジム所属の2人の肉親が連勝で弾みをつけた。

 アマチュア5冠のいとこの浩樹はプロデビュー戦で、インドネシア選手に1回KO勝ちを収めた。「しっかり差を見せつけられた」と満足げに振り返った。

 東洋太平洋スーパーフライ級王者の弟、拓真は判定で初防衛に成功した。タフなフィリピン選手をKOできず「倒そうと意識し過ぎた」と反省したものの、戦績を6戦6勝とした。