毎年恒例の池上本門寺・節分追儺(ついな)式が3日行われ、W-1の武藤敬司(53)、昨年11月に引退した天龍源一郎氏、小橋健太氏が、現役の丸藤正道(ノア)ら新旧のプロレスラーが参加した。

 武藤は「天龍さんを見ていると、天龍さんの中にいる鬼がいなくなっている。丸くなっていると感じた。オレもいつかは引退するけど、まだ引退したくない」と話した。また、覚せい剤所持で逮捕された清原和博容疑者について「ルールあってのスポーツ。プロレスは5カウント以内なら反則は許されるが、人生の反則は許されない」と厳しい表情で話していた。

 天龍氏は「昔の元気な選手を見て、心がなごみました。心残りは、小橋に豆をぶつけてやろうと思ったが、遠くて投げられなかったこと」と話した。小橋氏は「天龍さんに前にも豆を投げられた。そしたらいいことあったみたいで、今日も投げられるかと思った。近かったらやられてる」と笑っていた。また、清原容疑者逮捕については「ボクらは同世代で、みんなの目標にならなきゃいけない人。そんな人が、あれほどやっていないと言ってやっていた。残念な気持ちです」と話していた。