「Krush・63」が5日、東京・後楽園ホールで行われ、K-1 60キロ前世界王者・卜部功也(25=K-1ジム・チームドラゴン)が、再起戦に完勝した。

 卜部功はこの日、60キロのスーパーファイトでサイボーグ・ワラス(31=フランス)と対戦。パンチとローキックで試合の主導権を握ると、終始攻め続けた。タフな相手に対し、KOはできなかったが、3-0、いずれも30-27のフルマークでの判定勝ちとなった。

 昨年11月のK-1 60キロ世界タイトル戦で、兄・卜部弘嵩(26)に3回KO負けして、王座を陥落した卜部功だったが、再起第1戦で実力を見せた。

 次戦は4月24日の「K-1 WGP 2016」(東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の日本代表決定トーナメントが有力視される。試合前日会見で「今年は日本トーナメントも世界トーナメント(9月19日)も取って、。ぶっちぎりで突っ走りたい」と宣言していた卜部功。この日、判定勝ちで終わったことに「まだまだ強くならないといけない」と、4月に向けた成長を誓っていた。