若手発掘を目標とする第2回大会は、第1試合でノアの清宮海斗が、新日本の川人拓来との19歳対決を制し、シングル初勝利を挙げた。

 初々しい攻防を、最後は逆エビ固めでギブアップを奪った。清宮は「やっぱり、シングルの初勝利は最高です。でも、シングルの初勝利がノアじゃない。ノアの選手から初勝利を取るために、自分のステップアップだと思っている」と話した。川人は「絶対勝てると思ったのに、次は必ず勝ちます」と悔しそうに話していた。

 ベテランと若手の対決が超満員の会場を盛り上げた。新日本のジェイ・ホワイトと熱戦を展開したノアの丸藤正道は「若いし動きもいい。昔戦ったプリンス・デビットを思い出した」と目を細めていた。メインの8人タッグに登場した永田裕志は「次回、また新しい力が出てくる」と1月に入団した岡、北村を観客に紹介した。「我々も若い力の高い壁となるため、6月の大阪大会でNEVER無差別級王座を防衛します」と宣言した。