ボクシングの東洋太平洋ミニマム級暫定王者の加納陸(18=大成)が23日、兵庫・三田市内のジムで会見し、井岡弘樹が持つ国内最年少世界王者記録(18歳9カ月10日)更新を懸けて、世界初挑戦することを発表した。

 8月20日に、兵庫・三田市の駒ケ谷体育館で、元世界同級4団体王者の高山勝成(33=仲里)とWBO世界同級王座決定戦を行う。

 勝てば18歳9カ月4日での王座奪取となる加納は「とうとうここまで来た。高山さんには、僕が15歳の時からスパーリングしてもらって、いろいろアドバイスをしてもらった。強くて偉大な選手。だからこそ、しっかり勝ちたい」と決意表明。一方の高山も「僕は自分の仕事を全うして、この試合をモノにします。ベストコンディションを整えれば、自ずと結果は見えてくる」と、キャリア豊富な元王者らしく自信をのぞかせた。