王者岡田博喜(26=角海老宝石)が5度目の防衛に成功した。

 初挑戦の同級3位青木クリスチャーノ(27=駿河)を迎え撃ち、9回にバッティングで青木が前頭部をカットでドクターストップ。9回51秒負傷判定となったが、3~4ポイント差の3-0で勝利した。

 岡田は初回から右ストレートや左ボディーなどで確実にポイントは奪ったが、体を大きく振りながら出てくる相手にてこずった。6回にはバッティングで左まぶたをカット。「やりづらかった。体を素人のように振ってきて、ジャブが当たらなかった。頭も痛くて」。デビューから13連勝となったが4連続KO防衛は逃した。「もう少しうまくやりたかった。サイドに動くとか、終わって思う。自分にガッカリした」と喜びはほとんどなかった。