総合格闘技のRIZINは1日都内で会見を開き、女子レスリング元世界王者の山本美憂(41)が、9月25日のさいたまスーパーアリーナ大会で総合格闘技デビューすると発表した。

 山本は、前回ロンドン五輪の国内予選で敗退。カナダからの五輪出場を目指したが、市民権の獲得がエントリーに間に合わず断念。6月末に榊原信行実行委員長のオファーを受け、総合格闘技転向を決意したという。山本は「体力に不安はない。総合は、9月のその先のことも考えている」と前向きに話した。試合へ向け、現在は弟の山本“KID”徳郁のもとで打撃を中心に特訓中。KIDは「練習を始めて1週間たらずだけど、体力やパワーは問題ない。打撃は、レスリングの試合にはないから、慣れるしかない。あとは試合やって経験を積むこと。アーセンも短い期間で、あれだけやれたので、自分の指導についてこれれば大丈夫」と話していた。