新極真会主催のカラテドリームフェスティバル2016国際大会の最終日が7日、東京体育館で開催された。

 中学3年男子重量級の後迫龍輝(14=新極真会大阪神戸湾岸支部)が、小学2年時から8年連続優勝という偉業を達成。回転の速い突き、蹴りで圧倒し「今年は万全の体調で臨めた。結果が出てよかった」と笑みを浮かべた。

 小学5年女子重量級では元世界王者の鈴木国博を父に持つ鈴木未紘(同厚木・赤羽支部)が昨年準優勝の雪辱を果たし優勝。幼年男女混合で優勝した鈴木成実(同)とともに姉妹Vを飾った。

 今大会は経験の浅い選手が出場する全国新人戦を導入。日本を含む22の国と地域から2284人が参加し、フルコンタクト空手界では国内最大級のイベントとなった。新極真会の緑健児代表(54)は「拳を合わせることで、世界的に友情が広がったと思う。これからもフルコンタクト空手の普及に努めていきたい」と手応えと今後への意欲を示していた。