ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(23=大橋)が28日、9月4日の同級1位ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(31=タイ)との3度目の防衛戦(神奈川・スカイアリーナ座間)に向け、横浜市内のジムで練習を公開した。縄跳びとミット打ちで約1時間汗を流すと「調子も良いし、最高のコンディションで来ている」と仕上がりの良さを強調した。

 ペッチバンボーンは16連勝中と勢いに乗るが「ディフェンスを強化してきた。相手に何もさせずに、自分のボクシングで圧勝したい」と意気込みを語った。

 また井上の弟でWBC世界スーパーフライ級4位の拓真(20=大橋)は、WBC世界フライ級15位フローイラン・サルダール(フィリピン)との「世界前哨戦」に臨む。「世界に向けて、こんなところで負けていられない。自分の距離で戦って、勝ちに徹したい」と話した。