ボクシングの東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者でモデルボクサーの高野人母美(28=協栄)が「断髪パフォーマンス」を披露した。

 約1年ぶりの再起戦(東京・後楽園ホール)の前日計量が19日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、シンプルな黒のスポーツビキニで登場。恒例のコスプレは封印し、計量に臨むと思われたが、突然ハサミと袋を取り出し「覚悟の一戦なので、髪を切りたいと思います」と後ろ髪を約20センチ切り落とした。

 14日に行われた公開練習時の会見で、金平桂一郎会長から「負けたら許さないし、次はない。進退をかけた試合になる」と通告されたことを受けてのパフォーマンスで、「会見の時にひらめいた。最初から攻めていく。負けることはない」と気合十分に語った。

 計量は、対戦する9戦7勝(2KO)2敗のワンダーガール・シットサイトーン(タイ)とともに契約体重のリミット55・6キロでパスした。