前東洋太平洋スーパーフライ級王者井上拓真(20=大橋)が28日、都内の病院で今月9日の練習中に負傷した右拳の手術を受けた。

 手の甲と手首をつなぐ関節を脱臼し、12月30日に有明コロシアムで予定されたWBO世界バンタム級タイトル戦での世界初挑戦を取りやめていた。大橋秀行会長(51)は「1カ月間は安静で、復帰は早くても来年の秋頃になる」と説明。WBO世界スーパーフライ級王者の兄尚弥(23)も同様の負傷で15年に手術を受けている。