ボクシングのIBF世界スーパーバンタム級5位小国以載(28=角海老宝石)が、討ち入り装束で王座奪取へ気勢を上げた。

 14日に都内のジムで練習を公開スパーリングしたが、赤穂浪士の装束を着て登場した。生まれ故郷の英雄である赤穂浪士が、討ち入りした14日に合わせての得意のパフォーマンスだった。

 31日に島津アリーナ京都で、同級王者ジョナサン・グスマン(27=ドミニカ共和国)に世界初挑戦する。「グスマンの首をとったる。和気らやられた人のカタキを討つ」と威勢よく宣言した。

 グスマンは23戦22勝(22KO)1無効試合。7月の同級王座決定戦で和気慎吾(古口)を4度ダウンさせてのTKO勝ちで王座についている。左ジャブで突進を止め、後半勝負に持ち込む作戦。「勝算は2割。宝くじより確率はある」と番狂わせを狙う。