ボクシングのWBA世界フライ級王者井岡一翔(27=井岡)が4度目防衛に成功した大みそかの世界戦から一夜明けた1日、大阪市内のジムで会見した。

 暫定王者スタンプ・キャットニワット(18=タイ)を7回TKOで下した前夜の戦いを振り返り、2回にカウンターの右フックを浴びてダウンを喫した場面を反省点に挙げた。「打って、打たせないボクシングをやっていくためにも、もう1度ディフェンスを見直したいと思いました」と話した。

 今後については、WBO同級王者鄒市明(ゾウ・シミン、35=中国)ら他団体王者との統一戦実現を希望。「このフライ級で最強を証明したい。僕の思いは会長も分かってくれてると思う。その時は、そう遠くない。この階級で統一王者になる準備もできている。できれば統一戦をしてチャンピオンになりたい」と熱意を語った。