新日本プロレスのトップ選手で、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)が、テレビ朝日の森葉子アナウンサー(30)と交際していることが16日、分かった。2人は新日本の中継を行うテレビ朝日関係者を通じて知り合い、愛を育んでいるという。プロレス界のスーパースターと美人女子アナのビッグカップルが誕生するか。

 オカダは日本だけでなく、世界が認めるプロレスの顔だ。191センチ、107キロと日本人離れした体格とたぐいまれな身体能力で、新日本の躍進をけん引する。4日、東京ドームで行われたケニー・オメガとの2度目の防衛戦では、46分45秒という死闘を制して、その名を世界にとどろかせた。そんなオカダが、16年から目標に掲げていたのが結婚だった。

 オカダはそのスター性を見いだした新日本から12年以降、契約条項に結婚禁止を盛り込まれていた。しかし、団体の人気が急激に回復した15年暮れの契約更改で、その条項が外された。木谷高明オーナーからも結婚を勧められ、本人も真剣に考え始めた。同年のプロレス大賞MVP決定時の会見では、今後の目標として結婚宣言も飛び出した。そんな折にオカダの頭にあったのが、森アナの存在だったようだ。

 森アナは、10年にテレビ朝日に入社すると、人気番組「ナニコレ珍百景」の司会を担当するなど実力派だ。5歳から始めた剣道は5段の腕前という身長170センチのスポーツウーマン。テレビ朝日が新日本プロレスの中継番組を持っている関係で2人は知り合い、昨年から愛をはぐくんできた。

 2人の交際について新日本は「プライベートは本人に任せています」とのコメントを出し、温かく見守る方針だ。オカダはこの日、名古屋大会のメインで6人タッグに出場した。試合後に2人の交際について聞かれると「相手のこともありますので、きちんと僕の口から発表できる時がきたら言わせてもらいます」と前向きに発言した。さらに年内かと問われ「僕も若い若い言われてたけど29歳。周りにも言われますが、まずはリング上をしっかりやらないと」と、自分に言い聞かせるように話していた。

 昨年、今年と2年連続で東京ドーム大会のメインを勝利で飾り、文字通り新日本の頂点に立った。プロレスで絶頂期を迎えたオカダは、今度は私生活でも最高のパートナーを迎えようとしている。

 ◆オカダ・カズチカ 本名・岡田和睦。1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。中学卒業後に闘竜門入りし、04年8月にメキシコでデビュー。07年8月に新日本入り。10年から米国修行に出かけ、11年12月にレインメーカーとして帰国。12年2月に棚橋からIWGPヘビー級王座を奪取。同年8月のG1で史上最年少で初優勝。14年に2度目のG1制覇を果たす。191センチ、107キロ。得意技はレインメーカー。

 ◆森葉子(もり・ようこ)1986年(昭61)4月26日、千葉県岬町(現いすみ市)生まれ。木更津総合高、茨城大教育学部を経て、10年テレビ朝日入社。11~12年「やじうまテレビ」。10~16年「ナニコレ珍百景」など。現在は「学生HEROES!」「金曜★ロンドンハーツ」などに出演。姉の花子(32)もNHKのアナウンサー。170センチ。血液型O。