今日23日のWBO世界バンタム級タイトルマッチに臨む王者マーロン・タパレス(25=フィリピン)が22日、大阪市内での前日計量で制限体重の53・5キロを0・9キロオーバー。この日の調印式を欠席する異例の行動をとりながら大失態を犯し、王座を剥奪された。世界初挑戦の同級6位大森将平(24=ウォズ)が勝てば新王者、負けか引き分けの場合は空位となる。

 ◆世界戦における過去の体重超過 日本人選手が絡んだのは今回で7例目。有名なのは13年12月、IBF世界スーパーフライ級王座決定戦で王者亀田大毅と戦ったWBA同級王者ソリス(ベネズエラ)が再計量でも規定に届かず。翌日、亀田が1-2の判定負けを喫したが、IBFの公式ルールで防衛が認められた。