WBAフライ級王者の井岡一翔(28=井岡)が同級2位のノクノイ・シットプラサート(タイ)に3-0で判定勝ちし、5度目の防衛に成功した。

 過去12年間無敗、61連勝中のノクノイに対し、井岡は序盤、様子を見るような立ち上がり。3回に井岡がローブローの反則をとられ、1点減点された。中盤からは井岡が攻撃のペースを上げる。10回、井岡の猛攻にノクノイがよろめきはじめる。終盤、捨て身で反撃を狙うノクノイの攻撃を、井岡はうまくいなしカウンターで的確にダメージを与え続けた。

 井岡はこれで世界戦14勝となり、80年10月に具志堅用高が達成した国内最多記録に並んだ。