王者井岡一翔(28=井岡)が大差判定でV5を飾り、元WBAライトフライ級王者具志堅用高の世界戦「14勝」の日本記録に並んだ。

 3回にローブローで減点されるなど序盤は慎重に相手の出方をうかがったが、中盤以降は圧倒。スピードで上回り、多彩なコンビネーションと手数で挑戦者の同級2位ノクノイ・シットプラサート(30=タイ)を防戦一方にさせた。

 減点がありながらジャッジ2人が117-110、1人が116-111の3-0判定勝利。戦績を22勝(13KO)1敗とした井岡は試合後、「これからも勝ちにこだわっていきます」と宣言した。