元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(47)の次男寿以輝(20=大阪帝拳)が29日、プロ第7戦となるスーパーバンタム級8回戦(7月9日、大阪エル・シアター)に向けて、大阪市内のジムでスパーリングを公開した。

 休養の原因となった左拳を負傷した1月13日以来のスパー。6ラウンドを行ったがブランクは感じさせず、力強い動きを披露した。

 「拳の痛みは全くない。ケガの後の方が感触はいい」と寿以輝も手応え十分。未定だった対戦相手もこの日、元同級インドネシア王者ジュンドゥラ・ファウザン(29)と発表された。「今、知った」と苦笑いの寿以輝は「倒して勝つだけ」と無傷の7連勝へ意気込んだ。