G1クライマックスBブロック第2戦が行われ、ベテラン小島聡(46)が矢野通に逆転負けし、開幕2連敗となった。

 昨年、大会直前に盟友天山に出場権を譲った小島は2年ぶり15度目の出場。「昨年、感動をくれた天山のために必ず優勝します」と臨んだ大会だった。しかし、思いは空回り。初戦で初出場のジュース・ロビンソンに敗れ、この日も優勢に試合を進めながら、矢野ワールドに引きずり込まれた。とどめのラリアットまで追い詰めだが、逆転の急所攻めに沈んだ。「これがG1の洗礼、優勝するための試練なら甘んじて受ける、わけねえだろう! このスタイル絶対認めないけど、だったら勝てよ」と、悔しさを自分にぶつけていた。

 この試合もセコンドについた天山は「今日こそコジが頑張って白星を取ると思ったが、矢野のヤロー! 敵ながら、さすがというしかない。これからもコジをバックアップしていきたい」と話していた。