NEVER無差別級王者鈴木みのる(49)がバリカン片手に暴れまくった。11日の福岡大会でNEVER挑戦をぶちあげた後藤洋央紀(38)とタッグマッチで対戦。試合はタッグパートナーのタイチが後藤に牛殺しからGTRにつなげられて3カウントを奪われたが、鈴木の暴君ぶりはここからが真骨頂だった。

 後藤から「そのベルトに挑戦させろ」「俺は髪賭けてやるぞ! お前はどうすんだ、おい!」と詰め寄られても無言で帰ろうとしたが、その後の一言で態度が一変。

 「結局、仲間がいねえと何もできねえのか」と挑発されると、体を反転させてリングに。その手には入場時に持っていたバリカンが握られ、後藤の髪を刈ろうととっくみあいになった。ここで止めに入ったヤングライオンだったが、怒りの矛先は彼らに向かう。場外でつかまった八木哲大(25)にバリカン攻撃をしかけ、無残な逆モヒカン状態にして立ち去った。

 試合後、鈴木は「あの野郎はなんて言った?」「俺は逃げも隠れもしねぇよ。王様の駒は後ろに進む駒はないんだ。前に進むことしか出来ないんだ」と激高し、バリカンの標的に記者をつかまえたまま控室に消えた。